OPC UA サーバのロギングを設定

OPC UA サーバに使用される OPC UA スタックに記録されたトレース情報のレベルは、[ロギング]タブの OPC UA 設定ツールで指定されます。

デフォルト値が十分に詳細ではない場合は、[ロギング]タブからロギングのレベルを変更できます。トレース ログ ファイルに記録されるデータのレベルを指定するには、[トレース レベル]フィールドからオプションを選択します。次の表に、このフィールドで選択できる通信情報のタイプを示します。デフォルト レベルよりも高いレベルに設定されたロギングは、CPU に負荷をかける操作になる可能性があることにご注意ください。詳細なロギング機能は、OPC サーバを設定するときや問題を診断するときにのみ使用し、通常はオフにすることをお勧めします。

スタック トレース レベル

説明

なし

ロギングをすべてオフにします。

エラー

iFIX OPC UA サーバからのエラーのみをログに記録します。エラーがデフォルトの設定です。

エラーと警告

iFIX OPC UA サーバからのエラーと警告メッセージをログに記録します。

エラー、警告、情報

OPC UA サーバからのエラー、警告、情報レベルのメッセージを記録します。デフォルト レベルよりも高いレベルに設定されたロギングは、CPU とディスクに負荷をかける操作になる可能性があることにご注意ください。最高レベルのロギングを使用すると、非常に詳細なロギングが行われ、パフォーマンスとクライアントの接続性に影響を与える可能性があります。このレベルのロギングを使用する場合は、必ず[ログ出力を最適化]オプションを有効にしてください。

詳細(パフォーマンスへの影響)

iFIX データと iFIX OPC UA サーバに読み取られたアラームに関する詳細なエラー、警告、情報をログに記録します。デフォルト レベルよりも高いレベルに設定されたロギングは、CPU とディスクに負荷をかける操作になる可能性があることにご注意ください。最高レベルのロギングを使用すると、非常に詳細なロギングが行われ、パフォーマンスとクライアントの接続性に影響を与える可能性があります。このレベルのロギングを使用する場合は、必ず[ログ出力を最適化]オプションを有効にしてください。

ログ ファイルの詳細

デフォルトでは、iFIX OPC UA サーバはログ ファイルを C:\Program Files (x86)\GE\IFIX\LOCAL\Logs フォルダに保存します。このパスは、OPC UA サーバ設定ツールの[ロギング]タブからも変更できます。以下のログが iFIX OPC UA サーバに作成されます。

  • OpcUaEdaApi.log: には、アラームやデータの参照、セキュリティ チェック、データの読み書きなど、iFIX とのインタラクションに関連したメッセージやエラーが含まれています。
  • iFixUaServer.log: には、サーバ関連のメッセージ、OPC UA 関連のメッセージ、およびスタックレベルのトレースが有効になっている場合は低レベルの通信とイベントを含む UA スタックからのメッセージが含まれています。

基盤となる iFIX システムとのインタラクションで問題が発生した場合、OpcUaEdaApi.log ファイルに、iFIX エラー コードなどの、役に立つエラー情報がいくつか表示されます。

注記: OPC UA サーバが特定のタグ タイプに存在しないフィールドにアクセスしようとしたために、エラーが記録される場合があります。これは日常的に起こる場合が多く、OPC UA クライアントが実際にタグの該当フィールドにアクセスしようとしてエラーを受け取っていない限り問題にはなりません。

iFixUaserver.log ファイルのログ メッセージの例として、クライアント接続拒否に関するメッセージが挙げられます。たとえば、2 クライアントのライセンス制限を超えた場合は、iFixUaserver.log ファイルにそのメッセージが表示されます。